2018年7月に、特定複合観光施設区域整備法案(IR整備法案)が国会において成立し、カジノを中心とした統合型リゾートの導入が話題になっている。世論では賛否両論ではあるものの、議論に発展しているため人々の関心が高まっていることには間違いない。

そんな中、大阪市北区の北新地地区に「IR cafe(アイアールカフェ)」が開店した。運営元は、統合型リゾートに関する情報を発信している「リゾカジ.com」。実際の賭けはまだできないものの、カードゲームやディーラーと客同士の会話を楽しむことができ、「夜の社交場」となっているという。

飲食店が多く入居する通りにある同店は、最新のゲーム設備を揃えつつアンティーク調のインテリアも取り入れ、新しい娯楽施設の雰囲気を感じさせる空間となっている。メインフロアにはブラックジャック、バカラ、ポーカーのカジノでは定番となるカードゲームが楽しめるテーブルを設置している。

ゲームをプレーする場合は入場料とチップ、ドリンク3杯つきで4000円、しない場合は入場料1000円で入れるという。目的はあくまでカジノの疑似体験であり、実際にチップを換金することはできないものの、数年後のカジノ施設の開業を見据えて多くの人にゲームに親しんでもらう狙いだ。

別に設置された部屋に入れば、プレーヤーの手札を見ながらゲームの駆け引きを観戦することも可能。カジノに関する書籍などをそろえたライブラリーを兼VIPルームの用意もあるという。店舗の責任者は「初心者でも安心して遊べるので、ケードゲームを是非楽しんでほしい」と述べている。