9月21日、ソフトバンクは、迷惑メールフィルターの不具合によって約1030万通(約436万人に影響)のメールが消失したことを明かした。

9月17日頃、ソフトバンクとY!MobileのMMSやEメールで、「.co.jp」などのドメインからのEメールを受信できない事象をユーザーが報告。Eメールの総数は約1030万通にも上り、同社が調査したところ、一部のメールが誤って迷惑メールとして判定されていたことが明らかになった。

同社は、今後の運用監視体制の見直しをするとともに、再発防止の徹底を図るとしている。メール消失の原因は、受信したメールを迷惑メールかどうか判定するためのパターンファイルを自動生成するときに起こった不具合だとされている。

ソフトバンクは同社のウェブサイト上で、「日々約3億通のメールが送信されています…調査の結果、本事象の対象となったお客さまに送られた、送信元のドメインに「.co.jp」を含むメールが、誤って迷惑メールとして判定されてしまい消失していることが判明しました。」と説明している。また、「ドメインに「.co.jp」を含むメールアドレスから、対象となるお客さまにメールを送信された方にも深くおわび申し上げますとともに、送信先にメールが届いているかご確認いただきますようお願い申し上げます。」と、Eメールを送信した側にも確認を呼びかけている。

今回の問題の影響を受けた約436万人のユーザーには、ソフトバンクから個別に連絡をしているという。