箸の日eco(エコ)プロジェクト 割り箸の木誕生

いま日本中で、どのくらいの割り箸が使われているかご存知ですか。林野庁が発表した国産材の割り箸生産量は約4億5000万膳(2005年)、そして輸入の割り箸はなんと約254億膳(国産材割り箸の約56倍)にのぼります。年間1人当たり、約200膳以上の割り箸を使っていることになり、2階建て木造住宅に換算すると、およそ2万棟分に相当する木材量になるといわれます。
 輸入割り箸の約99.7%が中国製品で、中国では割り箸を生産するために森林が伐採され、環境への影響は深刻な問題となっています。

…と、数字でみるだけでもかなりの数の割り箸が使い捨てされていることは皆さんも知識としてご存知の方も多いかと思いますが、その数を実際に目で見る機会はあまりなかったかと思います。当会のスタッフでも「数字で見て知っている」というのが現状でした。

そこで実際に多治見市内だけでもいったいどれくらいの割り箸が使い捨てになっているのかをみなさんにも実感していただくために、この割り箸のオブジェのプロジェクト企画いたしました。

ゴミの削減はもちろんのこと、森林伐採や地球温暖化などの地球規模の環境破壊を食い止めるためには、私たち一人ひとりの意識と行動が必要になっていきます。

このオブジェをご覧になったあなたの「エコ活動へのきっかけのひとつ」になれば幸いです。

割り箸の木モニュメント -展示期間-

展示期間 : 平成20年8月4日(月)~平成20年9月4日(木)の1ヶ月間
 展示場所 : 多治見市役所1F ロビー

割り箸の木

約50,000本もの割り箸を使用した巨大な樹木のモニュメント

多治見市内の飲食店さんから1週間で回収した割り箸の数なんと約83,500本!!

8月4日(箸の日)箸の日eco(エコ)プロジェクト 「割り箸の木」除幕式

8月4日の13:00よりこの「割り箸の木」の除幕式を多治見市役所1Fロビーにて開催いたしました。
市役所を訪れていた、たくさんの方々も足を止めていただき、式をご覧になっていかれました。

式典では「マイ箸の会」会長(古川智浩)をからの挨拶のあとオブジェの除幕を行い、多治見市長・古川雅典氏、岐阜県議会議員・高木貴行氏にもご挨拶や多治見市としてのエコへの取り組み、さらには岐阜県としての取り組みについてお話をいただきました。

報道関係方々の出席も多く、中日新聞社、岐阜新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、中部経済新聞社の記者さんに取材を受け、さらにケーブルテレビのおりべネットワークによるテレビ撮影も入り、多いに盛り上がりました。

多治見市内の飲食店さんから1週間で回収した割り箸の数なんと約83,500本!!

このオブジェの制作にあたり、実際に多治見市内の飲食店さんにお願いし、使用済みの割り箸を割り箸を回収させていただきました。
割り箸の回収にご協力をいただいた店舗さんは実に91店舗!
そして回収できた割り箸の数は予想をスタッフの予想をはるかに超える約83,500本!!!

こんなにもたくさんの割り箸が使用され、使い捨てになっていることに改めて実感させられました。
予想を超える割り箸の数に圧倒され、こんなにもたくさんの割り箸を使用しているということを、たくさんの人たちに知っていただくために、当初予定していたモニュメントのサイズよりも、かなり大きな高さ280cmもの大木のモニュメントを製作しました。

多治見市役所1Fロビーにて展示していますので、お立ち寄りの際はぜひ足を止めてご覧になってください。

Be the first to reply

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *