目まぐるしく多様なテクノロジーが出現し、特にVR・ARやAI(人工知能)などがバズワードとなっている。2019年以降のこれからの近い未来ではどんなテクノロジーが更に発展をみせ、生活に浸透していくのであろうか。2018年8月にガートナージャパン株式会社が発表したプレスリリースを紐解いていこう。

リリース発行にあたり、ガートナーのリサーチバイスプレジデントは「戦略的意義のある新たなビジネス機会を見 極めるべく、絶えず市場を調査するとともに、先進テクノロジの評価と試験導入を実施すべきです。」と述べている。

5つの先進テクノロジーのトレンドとは

  • AIの民主化

AIは今後10年間で急激に生活に浸透する。一方で、AIのテクノロジーが一般に利用されるようになることで「AIの民主化」が起こるとも予想される。

  • エコシステムのデジタル化

先進テクノロジは、基盤の革新を必要とする。技術プラットフォームの改革が起こることで、人とテクノロジーをつなぐ新しい基盤が形成される。

  • DIY(自己流)バイオハッキング

人類は健康上のニーズや生活スタイルに応じて、遺伝子をハッキングすることができるようになる。同時に倫理的な問題も生まれてくることになる。

  • 透過的なイマーシブ・スペース

テクノロジーの適用範囲が広がっていき、生活空間がスマート化される。

  • ユビキタスなインフラストラクチャ

クラウドコンピューティングとその周辺技術によって、インフラの制限が取り除かれていく。5G、カーボンナノチューブ、量子コンピュータなどによってユビキタスなインフラが確立される。